探検ファクトリー 「日本全国の鉄道会社シート製造工場の舞台裏」

探検ファクトリー選「日本全国!どんな列車の座席でも作る工場」

2022年10月8日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

この番組の内容は、全国の鉄道会社のシートを作っている工場についてのものです。
この工場は個別タイプのシートや通勤電車のシートなど、さまざまな種類のシートを製造しており、日本だけでなくニューヨーク地下鉄のシートも手がけているということです。
工場内では、シートカバー作りから始まり、裁断機を使用して必要なパーツを切り出します。

シートカバーは乗客が直接触れるため、使い心地が大切な要素です。
また、縫製作業では、さまざまなサイズに対応できるようにミシンを使ってシートカバーを作っています。
さらに、金属フレーム作りも行われており、特にロングシートの背もたれ部分では、隙間に挟まった物が手の届く範囲で止まるように、下部を曲げています。

シートクッション作りでは、座り心地だけでなく耐久性や安全性も重視されています。
ポリエステルを使用し、火災時に有毒ガスが出ないように工夫されたクッションが製造されています。
番組では、今年9月に開業予定の西九州新幹線「かもめ」のシートの製造過程も紹介されていました。

職人が手作業で作業を行い、クッションを積み終わったらフタを被せて熱風炉で溶かし固めるという工程が行われています。
このように、鉄道会社のシート製造工場では、さまざまな工程が行われていることがわかります。
細部にわたる注意や品質管理がなされ、乗客の快適な移動体験をサポートするために細心の注意が払われていることが伝わってきました。