探検ファクトリー 「横浜の奥深くに広がるごま油工場」

探検ファクトリー横浜中華街 御用達!ごま油工場香ばしさをしぼりだす秘密とは

令和5年11月18日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

【ごま油工場の製造工程】 ごま油工場の製造工程は、大きく分けて6つあります。
まずは原料・選別から始まります。
ごまの倉庫には50kgの袋が山積みされており、工場では手作業で袋を開き、ベルトコンベアにごまを流し入れます。

しかし、夾雑物も混ざっているため、選別機でごまの種子のみを選別するのです。
この工程では職人の目利きが不可欠であり、ごまの品質を保つために精度の高い選別作業が行われています。
次に、選別されたごまはばい煎の工程へと進みます。

ばい煎機の室内は高温となり、ばい煎の温度は200度~700度にも達します。
この高温の熱風の中で、ごまの香り成分が引き出されるのです。
ばい煎の工程では、香りの専門家である職人が五感を駆使してごまの香りをチェックします。

ばい煎状態のごまには、潰した時の音にも違いがあると言われており、この音を聞き分けることが重要なポイントなのです。
続いては搾油の工程です。
ここでは、創業当時から行われている圧搾製法にこだわっています。

絞った後のごまは塊になり、静置の工程に進みます。
静置の工程では、搾油した油をタンクの中で2週間静置させることで、不純物を沈殿させて取り除くのです。
そして、静置させた油はろ過の工程を経て、さらに細かな不純物を徹底的に取り除かれます。

これにより、最高品質のばい煎ごま油が完成します。
【驚きの日産量と素晴らしいごま油の利用法】 このごま油工場では、驚くべき日産量を誇っています。
なんと1日に5トンものごま油が製造されているのです。

その努力と技術力にはただならぬものがあります。
さらに、ごま油の利用法も披露されました。
デザートにはバニラアイスが出され、上にはごま油がかかっています。

初めて聞いたかもしれませんが、ごま油をデザートに使うことで、また新たな味わいが生まれます。
ごま油はただ料理にアクセントをつけるだけでなく、自分自身で主役となることもできるのです。
【感想】 ごま油工場の製造工程について学んでみましたが、その手間と職人の技術には感動を覚えました。

ごま油の香り成分を引き出すために高温のばい煎が行われるのだと知り、そのプロセスに興味津々でした。
また、ごま油の利用法にも驚きました。
デザートにごま油をかけて食べると、全く新しい味わいが楽しめるのだと知り、一度試してみたくなりました。

ごま油は日本だけでなく海外でも注目を浴びているようで、その日本独特の風味や香りが求められているようです。
是非、ごま油を使った料理を試してみてはいかがでしょうか?きっと新たな食べ物の魅力を発見できるはずです。