探検ファクトリー「金沢 アイデアで現代に輝く 金箔（ぱく）工場」
令和５年1月14日放送 NHK総合すっちー 礼二（中川家） 剛（中川家）
【和紙に金箔を挟み込む繊細な作業】 一行は、金沢の金箔工場を訪れ、金箔の製造工程を見学することになりました。
その中でも最初に見学したのは、箔移しという作業です。
なんと、金箔を10000分の1ミリにまで薄くして、和紙に挟み込むのです。
この作業は、繊細さが求められ、女性の職人さんたちが担当しています。
息を吹きかけて金箔を延ばす様子は、まさに芸術そのもの。
剛さんも挑戦しましたが、浅野代表取締役から「素晴らしい」と絶賛され、一同感動しました。
【金箔工場の歴史と母・邦子さんの物語】 金箔工場の歴史を知る会長である浅野代表取締役の母、邦子さん。
彼女は、20歳で金箔屋の六男と結婚しましたが、オイルショックによって金沢の金箔の需要が大きく落ち込んでしまったことで、会社は打撃を受けました。
しかし、そんな中、邦子さんは金箔を日常使いできないかと考え、自ら会社を立ち上げました。
当時の金箔は高級品のイメージがあり、なかなか売れませんでしたが、邦子さんは質を高めることに注力し、徐々に受け入れられるようになりました。
現在では、金箔はお皿や食品、化粧品などにも応用され、多くの人々に愛されています。
【裁ち切りの作業と金箔の技術の応用】 最後に見学したのは、「裁ち切り」という作業です。
これは、1000枚ほど束ねられた金箔と和紙を切りそろえる作業です。
この作業もまた、繊細かつ精密さが必要であり、職人さんたちの技術力が存分に発揮されます。
金箔は、以前は高級品だけに使われていましたが、現在ではさまざまな製品に技術が応用されています。
お料理を盛り付けるお皿や美容アイテムなど、多様な商品で金箔の輝きを見ることができます。
【感想】 この番組を通じて、金箔の職人さんたちの繊細な技術と、金箔工場の歴史を知ることができました。
金箔を作るには、単なる技術だけでなく、情熱と努力が必要なのだと感じました。
また、浅野代表取締役の母である邦子さんの物語にも感銘を受けました。
彼女の思いと夢が、金箔工場を成功へと導いていったのだと思います。
金箔は特別な存在ではありますが、それは私たちの生活の中にも息づいているのです。
お料理や化粧品など、さまざまな場面で金箔の美しさを楽しむことができるのは素晴らしいことです。
金箔工場の物語を知ることで、金箔製品を使うときの背景や意味を感じながら、より一層楽しむことができるのではないでしょうか。
