探検ファクトリー「宮城 旬の美味をそのままに封じ込める缶詰工場」
令和５年3月4日放送 NHK総合すっちー 礼二（中川家） 剛（中川家）
＃缶詰づくりの秘密「鯨の大和煮」（後編） こんにちは、皆さん。
前回に引き続き、鯨の大和煮の製造工程をご紹介します。
前回は、鯨を薄切りしボイルするまでの工程をお伝えしましたが、今回はその後の作業をご紹介します。
##【缶詰の完成に向けて】 では、まず製造ラインに進んでいきましょう。
計量を終えた缶には、生姜を加えます。
この生姜の風味が、鯨の大和煮に独特な味わいをもたらします。
特にこの鯨の大和煮は、創業以来65年間変わらないという調味液を使用しているため、その風味はとても大切な要素となっています。
調味液を入れたら、蓋を締めます。
この時点で缶詰はまだ密封されていないので、再加熱が必要です。
なぜなら、缶ごと調理・殺菌を行うことで、保存性を高めるために菌を死滅させるからです。
##【密封と加熱の重要性】 缶詰の製造において、密封と加熱はとても重要な工程です。
この工程を丁寧に行うことで、鮮度を保ちながらも長期保存が可能となります。
加熱には圧力釜を使用し、100℃以上で行っていきます。
缶が密封されると、内部の熱が高温で閉じ込められます。
この状態で加熱を行うことで、鯨の大和煮は菌が繁殖することなく保存されるのです。
これにより、缶から出してすぐに食べるだけでなく、長期保存も可能なのです。
##【まとめ】 鯨の大和煮の製造工程をご紹介しました。
鯨を薄切りしボイルし、生姜と調味液を加えて密封し、再加熱する。
この工程を経て、風味豊かで長期保存が可能な鯨の大和煮が完成します。
ここで、私が感じたことを少しご紹介しましょう。
この番組を通じて、缶詰の製造工程には多くの手作業が関わっていることがわかりました。
まさに職人技ともいえる作業が、鯨の大和煮の一缶一缶に注がれているのです。
また、創業以来65年間変わらないという調味液の秘密も少しだけ明かされました。
これによって、鯨の大和煮はいつも安定した美味しさが保たれているのだと感じました。
鯨の大和煮は、日本の伝統的な味を楽しみたい方にはぴったりの一品です。
手間ひまかけて作られるからこそ、素材の旨みがしっかりと引き出され、口に広がることでしょう。
ぜひ一度、鯨の大和煮の缶詰を手に取り、その味わいを存分に堪能してみてください。
きっと、あなたもその美味しさにうっとりするはずです。
