探検ファクトリー 「美里町の缶詰工場めぐり」

探検ファクトリー「宮城 旬の美味をそのままに封じ込める缶詰工場」

令和5年3月4日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

【鯨の大和煮の製造工程を覗いてみよう!】 前回の記事では、宮城・美里町の缶詰工場で行われている工場見学の模様をお伝えしましたが、今回は実際の製造工程をのぞいてみましょう。
いかに美味しい缶詰を作るかをモットーにしているこの工場では、三陸沖で獲れた魚を使って、なんと年間500万缶もの缶詰を製造しているそうです。
【道具が並ぶ広い作業スペース】 工場に到着した私たちは、主に魚の加工を行っているエリアへ案内されました。

広々とした作業スペースには、様々な道具や機械が並んでいて、その数に驚きました。
ここでは、クジラの缶詰製造工程を見学させていただくことになりました。
【鯨の大和煮の秘密が明らかに!】 松友さんが案内役となり、鯨の大和煮の製造工程を詳しく説明してくれました。

まず、厳選された鯨の肉が運ばれてきます。
その後、丁寧に下処理を行い、一つひとつの鯨の肉を大和煮にするための味付けを施します。
【時間をかけてコトコト煮込む】 鯨の肉には強い独特の風味がありますが、それをいかに美味しく引き出すかがポイントなんです。

そのため、鯨の肉をじっくりと時間をかけてコトコト煮込むことで、しっかりと味を染み込ませます。
煮込むことで、鯨の肉がやわらかく、風味も一層深まるのだそうです。
【丁寧な手作業で缶詰に詰め込む】 鯨の大和煮の完成までには、まだ工程があります。

煮込まれた鯨の肉は、丁寧に手作業で缶詰に詰め込まれます。
職人たちの技術と経験によって、一つひとつの缶詰に鯨の大和煮が詰まります。
その後、缶を密封し、高圧殺菌処理が行われます。

【心を込めて作られる鯨の大和煮】 鯨の大和煮の製造工程を見学して改めて感じたのは、この工場の職人たちが、「いかに美味しい缶詰を作るか」というモットーに本当に心を込めているということです。
鯨の肉の選定から煮込み、缶詰詰めまで、一つひとつの工程に丁寧さと技術が光っていました。
【味わい深い鯨の大和煮に舌鼓】 工場見学を終えた後は、早速鯨の大和煮を試食させてもらいました。

鯨の肉はしっかりと煮込まれ、やわらかく、旨味とコクがありました。
絶妙な味付けで、ご飯との相性も抜群です。
【宮城・美里町の缶詰工場は感動の場所】 この工場見学は、缶詰の製造工程を優しく丁寧に教えてくれるだけでなく、職人たちの思いや技術に触れることができる感動の場でもありました。

三陸沖で獲れた魚や鯨の肉を使って作られる缶詰は、その土地ならではの旨味と風味が特長であり、ぜひ一度味わってみてほしいと思いました。
【鯨の大和煮を通じて地元の魅力を知ろう】 この工場で作られる鯨の大和煮は、石巻の古くからの伝統的な食文化を守る一翼となっています。
地元の素材を使った缶詰は、その土地ならではの風味を楽しむことができます。

ぜひ、食卓に並ぶ鯨の大和煮を通じて、宮城・美里町の魅力に触れてみてください。
【感動の一皿を食べながら旅情を楽しもう】 工場見学を通じて宮城・美里町の缶詰工場の魅力をお伝えしましたが、ぜひ一度その場所を訪れてみてください。
工場の職人たちの思いや技術を感じながら、美味しい鯨の大和煮を味わってみると、きっと旅情が湧いてくることでしょう。

地元の魅力を堪能しながら、感動の一皿を堪能してみてください。