探検ファクトリー「吸水性と肌触りの良さの秘密に迫る！大阪・泉州 タオル工場」
2022年9月3日放送 NHK総合すっちー 礼二（中川家） 剛（中川家）
【後さらしの秘密、そして水の量】 後さらしという工程が、泉州タオルの優れた吸水性を生み出す秘密だとご紹介しましたが、実はタオルを洗うためには膨大な量の水が必要なんです！さまざまな不純物を落とし、タオルを清潔に仕上げるためには、驚くべき量の水が必要となるのです。
工場内では、まず最初に500kg収納の釜にタオルを入れ、4時間半かけてのりや不純物を落とし漂白します。
この工程には、大量の水が使用されます。
しかし、それだけではありません。
タオルを織った後にさらす「後さらし」が行われます。
この後さらしの工程で、タオルを湯で5回、水で5回洗います。
徹底的に不純物を取り除いたタオルが完成するのです。
【タオルを洗うのに必要な水の量】 さて、問題です！12トンのタオルを洗うのに必要な水の量は何トンでしょうか？正解は「2000トン」です！信じられない量ですよね。
実際には、25mプール6個分の水が必要となるんです。
びっくりしましたね！ 泉州タオルを作る工場では、この地域に豊富な地下水を利用して作業を行っています。
地下水の恵みによって、豪快に洗浄されたタオルが作り出されるのです。
しかし、この工程で使用された汚水は、環境への負荷を最小限にするために、バクテリアによって分解され、不純物が取り除かれます。
そして、クリーンな状態で川に戻されるように設備が整えられています。
【感想】 今回は、泉州タオルを作る工程の一環として、後さらしと水の量についてご紹介しました。
タオル製造の大変さや、水資源の重要性を改めて感じさせられますね。
工場が使用する水の量には、驚きを隠せませんでしたが、その分、一枚一枚丁寧に作られるタオルの品質には、心からの感動を覚えます。
工場の環境への配慮や、不純物を取り除くための技術も素晴らしいですね。
泉州タオルの製造に関わっている方々の努力に、感謝の気持ちでいっぱいです。
タオル1枚には、たくさんの工程と思いやりが詰まっています。
その手間を知ることで、タオルの使い心地や吸水性をもっと一層感じることができるはずです。
ぜひ、手に取ったタオルを大切に使ってみてください。
泉州タオルの魅力に、きっと心を奪われることでしょう。
