探検ファクトリー 「ユニークなファクトリーのクイズ!」

探検ファクトリー▽吸水性と肌触りの良さの秘密に迫る!大阪・泉州 タオル工場

2022年9月9日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

【後さらし:タオルの優れた吸水性を生み出す秘密】 タオルを使うときに、皆さんは吸水性の良さに注目したことはありますか?実は、吸水性を生み出すためには、タオルにはさまざまな工程が必要なのです。
今回は、泉州タオルの製造過程で行われている「後さらし」という工程についてご紹介します。
「後さらし」は、タオルを織った後に行われる工程で、その後さらしによって優れた吸水性が生まれるのです。

この工程では、運ばれてきたタオルが500kg収納の釜に入れられ、なんと4時間半もかけてのりや不純物を落とし、漂白されるのです。
この漂白作業によって、タオルはより清潔になり、後さらしに向けた準備が整います。
【徹底的な不純物の洗い落とし】 後さらしの前には、タオルを湯で5回、水で5回も洗うという徹底ぶりがあります。

この洗いの工程では、不純物が徹底的に洗い落とされ、タオルがより清潔になるのです。
なんと、この工程で使用される水の量は、なんと12トンも!これは、25mのプールを6個分に相当する大量の水が使われることになります。
【地下水を使用し、環境に配慮】 泉州タオルの工場では、この洗い作業において、地下水を使用しています。

地下水はこの地域に豊富に存在し、作業に適した品質の水源として利用されています。
また、洗い終わった汚水は、バクテリアによって分解され、不純物が取り除かれた後、川に戻すための設備が整えられています。
こうした環境に配慮した取り組みが、泉州タオルの製造工程に取り入れられているのです。

【感想】 この番組で紹介されていた泉州タオルの製造工程は、私にとってはとても興味深いものでした。
後さらしという工程や、不純物を徹底的に洗い落とす作業の様子は、タオルの品質に対する真摯な取り組みを感じました。
また、地下水を使用していることや、汚水の処理においても環境に配慮した取り組みが行われていることにも好感を持ちました。

私たちが普段当たり前に使っているタオルには、こんなにも多くの工程と努力があるのですね。
これからは、タオルの吸水性にも注目して選ぶようにしたいと思います。