探検ファクトリー 「国内大手の食品サンプル工場の舞台裏」

探検ファクトリー「本物そっくり！思わず食べたくなる！？食品サンプル工場」

2022年8月27日放送　　NHK総合
すっちー 礼二（中川家） 剛（中川家）

【ハンバーグからエビ天ぷらまで！ 食品サンプルの製造工程を探検】 こんにちは、皆さん！前回に引き続き、今回も食品サンプルの製造工程を探検していきたいと思います。
今回は大阪・堺市にある国内大手の食品サンプル工場を訪れました。
ここでは、樹脂を使った食品サンプルの製造が行われています。

この工場は、国内シェアの7割を占めるグループ会社を含めて作っているとのことです。
【ハンバーグの製造工程】 さっそく、今回の探検で注目されているハンバーグの製造工程を見学しました。
まず、実物のハンバーグを用意し、それをシリコーンゴムで囲むように型を取ります。

2～3時間ほど固めた後、型から取り出した実物のかたちに樹脂を流し込み、オーブンで焼くのです。
そうすることで、まるで本物のような食品サンプルが完成するのです。
しかし、これだけでは食品サンプルがおいしそうに見えないので、さらなる工夫が必要です。

完成したパーツには絵の具で着色を施し、ラッカースプレーで仕上げます。
そして、おいしさをアピールするために手で膨らみをつけて、出来たての状態に近づけるのです。
その手の動きは、職人の巧みな技術が光る瞬間でした。

【エビ天ぷらの製造に挑戦】 次に、私たちが挑戦したのはエビ天ぷらの製造です。
まず、ロウを溶かし、ぬるま湯にたらすと、エビの衣ができあがります。
この衣には、エビの形を再現するために、細かい手作業が必要なのです。

一つ一つの食品サンプルには、職人の思いが込められていることを感じました。
ただし、初めての挑戦だったため、一部失敗してしまった箇所もありました。
食品サンプルの製造は、技術と経験が必要な作業であることが分かりました。

職人の方々には、その手間暇と努力に敬意を表したいと思います。
【ソフトクリームの製造にも挑戦】 さらに、私たちはソフトクリームの食品サンプルの製造にも挑戦しました。
シリコーンコーキング剤を絞って融合させる工程ですが、なかなか思い通りにいかず、少し苦戦しました。

しかし、これも製造の難しさを実感する良い経験となりました。
【感想】 食品サンプルの製造工程を探検する中で、職人の技術や努力に触れることができ、大変貴重な経験となりました。
食品サンプルは、お店のメニューや料理のイメージを明確にするために欠かせない存在です。

この一連の製造工程が、その役割を果たすために行われているのです。
食品サンプルを見ると、お腹が空きそうになりますよね。
そのリアルさに驚かされながらも、美味しさを引き立てるための工夫も見逃せませんでした。

食品サンプル製造の技術と職人の手によって、私たちは食欲をそそられる絵の具で彩られた料理の数々を目の前にすることができました。
食品サンプル製造工程の探検は、食べ物の一面を知る素敵な旅でした。
身近なお店で目にする食品サンプルも、実はたくさんの手間と愛情が込められて作られているのです。

もし、次に食品サンプルを見かけたときは、その製造工程に思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。
では、また次回の探検をお楽しみに！