探検ファクトリー 「遠洋漁業のための造船工場の活躍」

探検ファクトリー「宮城・石巻 カツオ・マグロ 遠洋漁業を支えるアルミ船工場」

令和5年2月11日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

## 造船工場の船穀チームと艤装チームの活躍 遠洋漁業に欠かせない存在である造船工場にお邪魔しました。
こちらの造船工場では、巨大な本船に搭載され、漁の際に補助を行う4隻の船を製造しています。
その船たちは1号艇から3号艇までの連番となっており、なんと4号艇は縁起担ぎのために欠番となっているんだそうです。

海外まき網漁では赤道付近の海でカツオやマグロを狙いますが、この工場で作られる船は全てアルミニウム製。
アルミニウムは錆びにくく、軽量で小回りが効く特徴を持っています。
船作りでは、船穀チームと艤装チームという2つのチームが分かれて作業を行っています。

それぞれのチームには4〜5人の作業員が在籍し、船の製造に取り組んでいます。
船底の板をベースラインとして、骨組みを溶接して側面の板も溶接していく様子を見学させていただきました。
また、アルミニウムの切断や溶接の技術にも感銘を受けました。

## 船の特徴と工程の一部 さらに別の船を見学させていただきました。
網を引くための1号艇は他の3隻よりも大きいですし、5号艇はまさに艤装チームが最後の仕上げを施している最中でした。
船体に付いている格子模様は、アルミニウムを溶接すると反対側が少し膨れてしまうため、それを平らにするために手作業で削り落とす必要があるからなんですって。

そんな細かいところまで手間をかけて仕上げる姿勢に感動しました。
また、船には船上に登ることができ、艤装チームが行っているエンジン周りの配管作業や操舵室の作成についても見学させていただきました。
船の操舵室は艤装チームの重要な仕事の一つであり、完成した操舵室を船に取り付ける前に別の場所で作り上げます。

3号艇や5号艇といった船では設備が少ないため、操舵室も簡素な作りになっていますが、司令塔ともいえる2号艇の操舵室は個室として造られているんですって。
## 司令塔としての2号艇の魅力 最後に、漁の司令塔となる2号艇を見学させていただきました。
すでに完成が間近で、塗装と電気工事のみを残していました。

船に付いている穴について聞いたところ、なんと水を出すことで水面のしぶきを小魚の群れだと思わせ、大きな魚を寄せる効果を狙っているのだそうです。
船の設計にこういった工夫が施されていることに驚きました。
そして、2号艇にはベテランの漁師たちが乗ることが多いとのことです。

彼らは多くの経験と知識を持ちながら、海を渡りながら豊かな漁獲を目指しています。
その情熱と努力に心打たれると同時に、この工場で作られる船が彼らの活躍の場を提供していることにも感謝の思いを抱きました。
造船工場の賑やかな現場、職人たちの熟練した技術、そして船たちが遠洋漁業を支えている様子はまさに感動的でした。

彼らの努力によって、私たちの食卓にはおいしい魚が届けられています。
改めて、遠洋漁業とその背後で働く人々への感謝の気持ちを忘れずに、美味しい魚をいただくことができることに感謝しながら、これからも彼らの活躍を応援していきたいと思います。
(エモーショナルな感想)[emoji:1BD][emoji:B60] 遠洋漁業の船を作る造船工場の現場に立ち会うことができ、本当に感動しました。

船穀チームと艤装チームの熟練した技術に圧倒され、アルミニウム製の船がどれだけ優れた性能を持っているかを知りました。
遠洋まき網漁に不可欠な4隻の船は、海の中で漁師たちの力強い助っ人となってくれることでしょう。
漁の司令塔である2号艇の操舵室や、船に付いている穴の工夫にも驚きました。

彼らの努力と情熱が、私たちの食卓においしい魚を届けてくれるのです。
改めて、遠洋漁業とその裏に潜む職人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、彼らの活躍を応援していきたいです。
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