探検ファクトリー 「回転ジャングルジムのロマンを探る」

探検ファクトリー▽ワクワクと安全性かなえる新技術 子供が夢中!公園の遊具工場

2022年9月24日放送  NHK総合
礼二(中川家) 剛(中川家

【点検の大切さ ~遊具の安全を守るために~】 懐かしい回転ジャングルジム、あの楽しさやワクワク感を覚えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、遊具の安全を確保するためには、定期的な点検が欠かせません。
そこで今回は、グローブジャングルの点検についてご紹介します。

まずはじめに、組み立て後の遊具の危険な箇所をチェックするための仮組み検査が行われます。
この作業は、手作業で1本ずつパイプを組み立てながら、組み上げていく過程で危険がないかを確認するものです。
このような丁寧な検査のおかげで、遊具が修繕しやすくなり、安心して遊ぶことができるのです。

さらに、特に落下事故を防ぐためには、スピードを適切に制御する必要があります。
グローブジャングルは、過度なスピードが出ないように設計されています。
回転の減速がゆるやかに行われるような構造になっており、子供たちが安全に遊べるようになっています。

また、経年劣化による腐食や倒壊を防ぐために、支柱部分には厚みのあるパイプが使用されています。
このような工夫により、安定性を保ちつつ、長く使うことができるのです。
さらに、加工でできたバリを除去する作業や正常に回転するかの点検も欠かせません。

このような細かな作業を行い、安全性を確保するために、入念な点検が行われるのです。
そして、点検が終わったら、グローブジャングルにはまだ仕上げ作業が待っています。
塗装を施すことで、美しさと耐久性を兼ね備えた遊具が完成するのです。

この作業も、遊具の寿命を延ばすために欠かせない作業です。
米国の工場では、年間30台ものグローブジャングルの製作が行われています。
その人気の秘密は、懐かしさや楽しさが詰まったデザインにあります。

そして、安全性を確保するための工夫も随所に施されています。
回転ジャングルジムは、子供時代の思い出として残るものです。
それだけに、安全性に配慮した製造工程が行われていることは、心強いですね。

点検やメンテナンスを通じて、遊び場での思い出作りを支えているグローブジャングル。
これからも子供たちが楽しく遊べるよう、安心して使える遊具づくりに努めてもらいたいものです。