探検ファクトリー 「マンホール工場の挑戦記」

探検ファクトリー「熱い!凄(すご)い!老舗マンホール工場〜新商品は鍋」

2022年7月22日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

この番組は、マンホールの製造工程や歴史を紹介しながら、マンホール工場の意外な挑戦に焦点を当てています。
まず、昭和6年創業時には鋳物の石炭ストーブを作っていたとのことで、国内有数のストーブメーカーになりましたが、戦後の石油ストーブの台頭により売り上げが減少しました。
それに対して、2代目社長はマンホールの蓋の製造を始め、この危機を救ったと言います。

そして、3代目社長は鋳物の技術を再び活かし、マンホールの蓋と同じく鋳物の鍋やフライパンの開発に挑戦しました。
この挑戦には、究極の薄さを実現することが求められましたが、商品化までには3年もの時間がかかったそうです。
それに加えて、新たな材料としてダクタイルというものが使用され、鋳物では難しいと言われる軽さと強さを実現したのだそうです。

ダクタイルは、マグネシウム合金などを加えて1500℃の熱によって強度を高めた材料です。
さらに、番組では料理研究家の岩本さんがこの鋳物の鍋を愛用しており、その鍋で「ボーンブロススープ」を振る舞っています。
鋳物の鍋の余熱で味が染み込み、塩のみで美味しいスープが作れるということです。

この番組は、マンホール工場の歴史と製品開発のストーリーを通じて、マンホール以外の製品でも鋳物の技術が活かされていることや、鋳物の鍋の特徴を紹介しています。
また、挑戦や逆境を乗り越える姿勢や工場の技術力にも注目しています。

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