探検ファクトリー 「日本全国の鉄道会社のシートを作る工場が密かに存在する!」

探検ファクトリー「日本全国!どんな列車の座席でも作る工場」

2022年6月10日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

このテレビ番組は、鉄道会社のシートを製造する工場の様子を紹介していました。
工場では、個別タイプのシートや通勤電車のシートなど、様々な種類のシートを作っており、全国の鉄道会社だけでなく、ニューヨーク地下鉄などのシートも手がけているそうです。
シート製造の工程を見学することができました。

まず、シートカバーの生地の裁断では、自動裁断機を使って必要なパーツを切り出していました。
シートカバーには10枚以上の生地が使われており、使い心地を左右する重要な工程です。
次に縫製作業では、様々なサイズのシートカバーに対応できるように、職人が立ってミシン掛けを行っていました。

そして、列車シートの金属フレーム作りでは、背もたれ部分の金属の板がシートの隙間に挟まった物が手の届く範囲で止まるように曲げられていました。
また、シートクッション作りでは、座り心地だけでなく耐久性や安全性も考慮されていることが紹介されました。
ポリエステルの素材が使われており、火災時にも有毒ガスが出ないように設計されていました。

特に注目すべきは、今年9月に開業予定の西九州新幹線「かもめ」のシートの完成までの様子でした。
多品種少量生産のため、職人が手作業でクッションを積み終わった後、フタを被せて熱風炉で溶かし固めていました。
正確なサイズを測り、1席ずつにカットしてシートクッションが完成する様子が紹介されました。

この番組を見て、鉄道会社のシート製造がどれだけ細かい作業や技術が必要なことを知ることができました。
また、様々な鉄道会社や国際的なプロジェクトに関わっていることも興味深く感じました。
工場の職人たちの技術と手作業にも感銘を受けました。