探検ファクトリー 「鉄道会社のシートを作る工場の舞台裏」

探検ファクトリー「日本全国!どんな列車の座席でも作る工場」

2022年10月14日放送  NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家

【シートの製造工程について】 こんにちは、みなさん!今回は、全国の鉄道会社のシートを作る工場をご紹介します。
この工場では、個別タイプのシートや通勤電車のシートなど、さまざまな種類のシートを作っています。
驚くべきことに、この工場で作られたシートは、日本の47都道府県だけでなく、世界中の鉄道にも使用されているのです。

ニューヨーク地下鉄のシートも、この工場で手掛けられているんですよ! この工場は、すでに約70年もの間、様々なオーダーに応え続けてきました。
さまざまなシートのラインナップは、なんと1000種類以上!その中には、あなたのよく利用する列車のシートも含まれているかもしれませんね。
【工場内の見学】 さて、実際に工場内を見学してみましょう。

まず、シートカバーの製造工程では、乗客が直接触れるため、使い心地を左右する重要な工程が行われています。
生地の裁断には、自動裁断機が使われ、必要なパーツが正確に切り出されます。
列車シートのカバーは、10枚以上の生地から作られているそうです。

そして、縫製作業では、様々なサイズのシートカバーに対応できるよう、職人たちが立ってミシン掛けを行っています。
さらに、列車シートの金属フレーム作りも興味深いですね。
特に、ロングシートの背もたれ部分の金属の板は、シートの隙間に挟まった物が手の届く範囲で止まるように、下部を曲げられています。

耐久性や安全性を高めるため、細部にまでこだわっているのです。
そして、シートクッションの製造工程。
座り心地だけでなく、耐久性や安全性も重要です。

そのため、火災時に有毒ガスが出ないポリエステルが使用され、さまざまなパーツに切り分けられます。
ちなみに、今年9月に開業予定の西九州新幹線「かもめ」のシートも、この工程を経て作られています。
【感想】 鉄道のシートの製造工程を知ると、普段当たり前に利用しているシートの存在が特別なものに感じられますね。

職人たちの手仕事や細かな配慮が、私たちが快適に鉄道を利用できるように支えていることに改めて感謝の気持ちが湧きます。
シートカバーの製造は、乗客の心地よさを追求するために、数々の試行錯誤が行われているのだろうと想像できます。
今回の見学では、新幹線「かもめ」のシートの製造工程も紹介されました。

開業までの過程や、多品種少量生産のために職人たちが行う手作業には、さらなる感動を覚えます。
想像するだけで、自分がそのシートに座って快適な旅をする姿が浮かんできます。
鉄道は私たちの生活に欠かせないものであり、鉄道のシートはその一部として私たちの快適な移動を支えてくれています。

いつも当たり前に利用しているシートに、改めて感謝の気持ちを持つことが大切ですね。
今度、鉄道に乗るときは、シートの製造工程に思いを馳せながら、ゆったりとした時間を楽しんでみませんか?